吐いてしまったら
子どもが突然吐いてしまってぐったりしていると、驚いて心配になられる保護者の方は多くいらっしゃいます。子どもは、激しく泣いたり、食べ過ぎたり、咳き込んだりしたときなどにも吐いてしまうことがあります。しかし、これ以外にも、感染症やその他の病気が潜んでいることもあるので、落ち着いて注意深く観察することが大切です。
こんな症状があったらすぐに病院へ
吐き続けている
おしっこが出ない
皮膚、口、舌が乾燥している
ずっと機嫌が悪い、眠そう
目が落ちくぼんでいる
泣いているが涙が出ない
激しい頭痛や腹痛がある
発熱がある
下痢をしている
嘔吐の症状で怖いのは、脱水症状を引き起こすことです。
これらの症状が見られる場合はお早目にご相談ください。
吐いている時の飲み物・食べ物
母乳・ミルク
吐き気がおさまって飲めるようになれば、そのまま続けてください。
ミルクを薄める必要はありません。飲めるようならしっかり飲ませてください。
離乳食
吐き気がおさまって食べられるようになれば、これまで通り食事や離乳食を食べさせてください。
おススメ…うどん、豆腐、白身魚、鶏のささみなどが消化が良いもの
幼児食
吐き気がおさまって食べられるようになれば、栄養とカロリーを補うために食事をはじめてください。
おススメ…炭水化物(ご飯、うどん、パン、じゃがいも)、豆腐、白身魚、鶏肉など脂身の少ない肉、野菜、果物、ヨーグルトなどを含む食事
控えるもの…ポテトチップス・からあげなどの油っぽい食べ物、糖分が多い炭酸飲料やジュース
飲み物
吐き気が強い時に普段どおり水分をとると、胃が刺激されて、さらに嘔吐して胃液が失われ、吐き気も悪化していきます。しばらく様子を見て、吐き気が落ち着いたようなら、ペットボトルのキャップ1杯分ずつぐらいの少量のOS-1やアクアライトなどを、5~10分間隔で飲ませてください。水で薄めたイオン水やリンゴジュースでもかまいません。透明で少し甘い水分を少しずつ胃に入れていくと、吐きにくく、30分くらいで吸収されていきます。